穏やかな陽気のなか立冬を迎えましたが、あと2ヶ月弱で1年の終わりを迎えます。 雨が降るたびに、風が吹くごとに着実に冬の足音が近づいて来ています。 例年、冬の本番は年が明けてからというイメージですが、この時期から冬を元気に乗り切るための対策を始めておきたいものです。 この時期の起き抜けの喉のイガイガ、薄着で出かけてしまった日の夜に鼻水が出るなど軽めでも風邪の症状が出始めたらこちらも早めの対策を。 しっかりと水分と生の果物から栄養を摂って、湯船に浸かり、うがいや鼻うがいには一滴のティートゥリーオイルを。 そして、寒いからといって塞ぎ込まずに、外に出てアクティブに過ごしましょう。 朝のウォーキングは日差しが出ていれば、あっという間に体がポカポカに。 肩甲骨をほぐして、胸を開くことで呼吸が通りやすくなり風邪を寄せ付け無くなります。 今月は、風邪を寄せ付けないビタミンたっぷりの食材をご紹介します。 11月の葉野菜:パセリ 料理の添えものというイメージのないパセリですが、じつはとても優秀な葉野菜。 ビタミン、ミネラル、食物繊維、そのすべてを豊富に含み、葉野菜の中でダントツの栄養価を誇ります。 なかでも鉄分は野菜の中でトップクラスの含有量で貧血予防に効果が期待できます。 鉄分とビタミンCを一緒に摂ればより吸収率が高まります。 通年出回っているパセリですが、旬は春と秋の2回。 最近では一般的なパセリの他に、葉がちぢれていない平たい葉のイタリアンパセリもよく見かけるようになりました。 こちらはより苦味が少なく、口当たりもやわらかで取り入れやすいかもしれません。 どちらもグリーンスムージーにすれば生のままたっぷりと摂ることができます。 パセリをスムージーに使用する場合、茎は外して、葉だけを摘んで使いますが、捨ててしまいがちな茎はいろいろな香草と束にしてブーケガルニとしてスープなどで活用できます。 11月の果物:キウイ 美白のビタミンと言われるビタミンCを多く含み、若返りのビタミンと言われるビタミンEを併せ持つキウイ。 抗酸化力に優れ、美肌効果や、疲労回復、風邪予防などのさまざまな効果が期待できます。 またタンパク質分解酵素のアクチニジンにより、タンパク質の消化を促し胃腸への負担を軽減します。 通年出回っているキウイですが、国産キウイの旬はまさにこれから。11月~4月冬から春にかけて多く出回ります。 店頭で見かける多くのグリーンキウイは「ヘイワード」と言われる品種で甘酸っぱいさわやかな味が特徴です。 そのほかにも酸味が少なく甘みが強い「ゴールドキウイ」や黄緑色の果肉で中央が赤くなる「レインボーレッド」、皮ごと食べられる直径2㎝程の一口サイズ「ベビーキウイ(さるなし)」などその種類はさまざまです。 寒さが一段と厳しくなる季節。旬の国産キウイで免疫力を高めて風邪に負けない体づくりを心がけましょう。 監修:本間純子(グリーンスムージーオフィシャルインストラクター/野菜ソムリエプロ) どちらとも、何となく脇役というイメージの食材を今月はピックアップしてみました。
パセリはグリーンスムージーを飲んでいる人には大人気のグリーンです。 栄養価がとにかく高く、苦みが合わせるフルーツの味わいを引き立ててくれます。 パセリが青々と元気な季節は、旬のフルーツと一緒にグリーンサラダにたっぷり刻んで混ぜ込むと食べるグリーンスムージーの出来上がり。 キウイは冬場に直売所や八百屋さんで手に入る国産のものが断然おいしいので、冬の果物と覚えて置いてください。 爽やかな酸味とみずみずしい食感が違います。 次回は、パセリとキウイでつくる冬らしさを感じるグリーンスムージーレシピをご紹介します。 旬の果物の食べ比べと旬の野菜を研究する講座「VEGELABO」第1回を今月開催します。 講師は毎月のこのブログでお野菜果物情報のコラムを担当する、野菜ソムリエプロの本間純子先生です。 果物と野菜に関する知識が豊富で、生産者さんとも繋がりが深く、おいしい楽しみ方を日々の研究を通して熟知している本間先生が、その季節に最もおいしく話題性のあるこだわり食材(果物と野菜)をセレクト。 季節のスムージー、ピックアップ食材の食べ比べ、調理法を変えての試食と素材を生かしたシンプルレシピ紹介、そしてお野菜のお土産もつく盛りだくさんの内容です。 VEGELABO 11月 テーマ:加賀の蓮根と長野のりんご 日時:11月23日(金)10:30-12:00 場所:Tree of Life(用賀) 詳細とお申し込み▷● コメントの受け付けは終了しました。
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