10月。世界が緑色から、黄金に染まっていくとき。 台風と秋の雨の間の心休まる秋晴れの日には、外に出て太陽の温もりを体に取り込みましょう。 日が暮れてからも温かさが持続します。 朝は、一杯の温かいお茶や白湯からはじめると一日巡りがよくなります。 それからゆっくりとスムージーを飲みましょう。 この時期から寒さに備えて少しずつ対策を取って、冬でも巡りやすい燃焼できる体づくりを。 急激に水分が失われていく10月は肌や粘膜を潤すビタミンをたっぷり取り入れて、風邪の季節にも備えましょう。 10月の葉野菜:ちんげん菜 中国が原産のアブラナ科の葉野菜。大きなスプーンのような形が特徴的です。 味にクセがなく、加熱するとおだやかな甘みとしゃきしゃきとした歯ごたえでさまざまな料理に使われます。 通年出回っているチンゲンサイですが、秋から冬にかけてまさにこれから旬を迎えます。 栄養面ではβ-カロテン、ビタミンC、Eを含みビタミン群の相剰効果で抗酸化力が高まります。 なかでもβ-カロテンはピーマンの約6倍にも。体内で必要な量だけビタミンAに変換され皮膚や粘膜を強くして免疫力を高めてくれるので風邪予防にも効果が期待できます。 肌や目の乾燥が気になる季節。ビタミンAをたっぷり取って潤いを与えましょう。 10月の果物:りんご 中近東、コーカサス地方原産のバラ科のくだもの。その歴史は古く4000年以上前から栽培されていたと考えられています。 日本では明治時代から本格的に栽培されるようになりました。 品種や産地にもよりますが、りんごの多くは夏の終わりから成熟し、秋~冬にかけて旬をむかえます。 CA貯蔵などの優れた貯蔵技術によってスーパーでは一年中りんごが手に入るようになりましたが、やはり収穫したての旬のりんごの味は格別。 りんごには水溶性食物繊維のペクチンが豊富に含まれており血糖値やコレステロールの上昇を抑える働きや、便秘を改善して腸内の有害物質を排出するなどさまざまな効果が期待できます。 またりんごの皮に含まれるポリフェノールには活性酸素を除去し生活習慣病予防や肌トラブルを改善するなど美肌効果も期待できます。 「1日に1個のりんごは医者を遠ざける」ということわざもあるとおり、旬のりんごで美容と健康をサポートしていきましょう。 監修:本間純子(グリーンスムージーオフィシャルインストラクター/野菜ソムリエプロ) スムージーを日々飲んでいると同じ果物でも色々な品種の違いを知ってそのなかから選ぶことが楽しみになります。
りんごもこれから様々な種類が登場します。 近年、緑や黄色の皮の品種も人気のようです。 そんな旬の果物の食べ比べと旬の野菜を研究する講座、VEGELABOが11月からスタートします。 講師は毎月のこのブログでお野菜果物情報のコラムを担当している、野菜ソムリエプロの本間純子先生です。 果物と野菜に関する知識が豊富で、生産者さんとも繋がりが深く、おいしい楽しみ方を日々の研究を通して熟知している本間先生が、その季節に最もおいしく話題性のあるこだわり食材(果物と野菜)をセレクト。 季節のスムージー、ピックアップ食材の食べ比べ、調理法を変えての試食と素材を生かしたシンプルレシピ紹介、そしてお野菜のお土産もつく盛りだくさんの内容です。 VEGELABO 11月 テーマ:加賀の蓮根と長野のりんご 日時:11月23日(金)10:30-12:00 場所:Tree of Life(用賀) 詳細とお申し込み▷● 次回は、ちんげん菜とりんごでつくる秋の気分が高まるグリーンスムージーレシピをご紹介します。 コメントの受け付けは終了しました。
|