畑からスムージーへ。 旬の新鮮なグリーンと果物を日々取り入れていると、これほど瞬時に体を元気にしてくれるものはないのではないかと思うようになりました。 雪が降り、まだまだ長い冬が続きそうな気配の1月ですが、雪解け水が染み込む土の中で生命が動き出しているのを想像しながら春へと思いを馳せる季節です。 旧暦の新年が明けるのも、もう間も無く。 この時期の気分にぴったりと合う旬の葉野菜と果物について少し詳しくご紹介します。 1月の食材、春菊(シュンギク)と金柑(キンカン)はそれぞれどのような特徴があるのでしょう。 1月の葉野菜:春菊 日常に不足しがちな栄養をバランスよく含む冬の優等生グリーンと呼ばれています。 免疫力を高め、風邪予防にも効果を発揮します。 特にβカロテンは、ほうれん草や小松菜を上回り”食べる風邪薬”と呼ばれています。 独特な香りは、αピネンやペリルアルデヒドによるもの。 咳止めや胃腸の働きを整える効果も期待できます。 1月の果物:金柑 小ぶりな実に栄養成分がぎゅっと詰まった金柑はビタミンの宝庫。 レモンに匹敵するビタミンCやビタミンPとも呼ばれるヘスペリジンは果実よりも果皮に多く含まれるので、生のまま皮ごと食べてほしい柑橘です。 昔から喉の痛みをやわらげる民間薬としても利用されています。 監修:本間純子(グリーンスムージーオフィシャルインストラクター/野菜ソムリエプロ) なるほど、風邪予防や風邪をひいてしまったときに欠かせない栄養成分が両方の食材にたっぷり含まれています。
全国的にインフルエンザが流行しているようなので、生の春菊や金柑を取り入れてみてください。 風邪をひいたときや胃腸の働きが鈍っているとき、疲れが抜け切れないときは、消化しやすい食べ物を摂るように心がけると、早い回復が期待できます。 消化しやすく栄養価が高い食べものといえば、生の葉野菜と果物。 見るからに新鮮で元気いっぱいの旬の食材を手に取れば、その時期に体が必要なものを受け取れるのは自然界のすばらしい仕組み。 それでも大きく体調を崩してしまったときは体が休息を必要としていると受け止めて、体を温めてしばし冬の長い眠りに入りましょう。 次回は、春菊と金柑でつくるグリーンスムージーのレシピをご紹介します。▶︎◯ コメントの受け付けは終了しました。
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